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こんちゃ(´・ω・)ノ
今回は、String型の文字列結合について書きます。
通常、文字列と文字列を結合するときはどのようにしていますか。
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String s1="おうどん";
String s2="食べたい";
s1+=s2;
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こんな感じでしょうか。
これでも普通に文字列連結はできますが、
これは少し無駄な処理があります。
「s1+=s2;」は書き直すと、
「s1=new StringBuffer().append(s1).append(s2).toString();」
といった感じになっています。
これはString型が固定長文字列しか扱えないため、
可変長文字列を扱えるStringBufferに追加してからString型に戻しているのです。
これは効率的とは言えません。
このような文字列結合をループ文で回すときにパフォーマンスに違いがでます。
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String s="最初";
for(int i=0 ; i<100 ; i++){
s+="追加するよ";
}
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このループは一見普通に見えますが、
中では「new StringBuffer()」を100回行っていることになります。
オブジェクト生成を100回もやったら、パフォーマンスが落ちるのも当然でしょう。
これを解決する方法としては、
最初から可変長文字列が扱える型に変換して追加していけばいいだけです。
先ほどのループ文を修正します。
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String s="最初";
StringBuffer sb = new StringBuffer(s);
for(int i=0 ; i<100 ; i++){
sb.append("追加するよ");
}
s=sb.toString();
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となります。
上記の文字列結合だとStringBuffer は一回しか生成されていないので、効率的です。
◆おまけ
今回は可変長の文字列としてStringBufferを使用しましたが、
StringBuilderというクラスもある。
StringBuilderもか可変長文字列を扱え、ほとんどStringBufferと同じだが、
StringBufferはマルチスレッド対応型なのに対し、
StringBuilderはシングルスレッドしか考慮していない。
スレッドを考慮しない際に、StringBuilderはStringBufferより速かったりする。
この辺も使い分けれると素敵。
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